公認会計士試験の勉強法にはおもに通信講座と通学講座があります。それぞれのメリットとデメリットをしっかり理解したうえで自身のライフスタイルに合った勉強法を選ぶことが合格への近道です。この記事では通信講座と通学講座のメリットやデメリットのほか、通信講座を効果的に学ぶコツについても解説します。
通信講座のメリット・デメリット
通信講座におけるメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。メリット
通信講座の最大のメリットは、自分のライフスタイルに合わせて学習できる自由度の高さです。動画や教材はあらかじめ用意されているため、自分の都合のよい時間にいつでも好きなように学習を進めれます。仕事や家事、育児などで忙しい人にとって時間に縛られないのは大きなメリットです。また、インターネット環境さえあれば自宅はもちろんカフェや移動中の電車の中などどこでも視聴が可能です。さらに、内容をしっかり理解するために何度でも繰り返し視聴できる点も大きな魅力です。
一度では覚えきれなかった部分や、苦手な内容も自分のペースで復習することができます。移動にかかる交通費も不要で、通学型の講座に比べて費用が抑えられることも嬉しいポイントです。効率的かつ柔軟な学習スタイルを求める人にとって魅力的な学習方法です。
デメリット
通信講座には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。まず、通信講座には強制力がないという点が最大の課題です。通学型とは異なり、決まった時間や場所に通う必要がないため自分で計画的に学習を進める強い意志や計画性が求められます。怠けてしまうと学習が長続きせず、途中で挫折する可能性もあります。また、疑問点の解消がすぐにできない可能性があります。リアルタイムで学習できる通学型と違って講師にすぐに質問できる環境がないため疑問を解決できないまま学習を続けてしまうことがあります。
さらに、孤独感を感じてしまうことも通信講座の特徴です。クラスメートとの交流や励ましがないため学習意欲が低下しやすくなるケースがあります。
通学講座のメリット・デメリット
通学講座におけるメリットやデメリットは次のような点です。メリット
通学講座の最大のメリットは、講師に直接質問ができるという点です。授業中にわからないことがあればその場で質問できてすぐに疑問を解消できるため、効率よく学習を進められます。講師の表情や声の抑揚、板書などを通じてより臨場感のある学習ができるのも通学型ならではの特徴です。教室という学習環境に身を置くことで、自然と緊張感をもって講義に臨むことができ、集中力も高まります。自宅での勉強はつい怠けてしまうという人にとっては、モチベーションの維持につながります。
また、同じ目標を持つ受講生たちと一緒に学ぶことで受験仲間ができるのも嬉しいポイントです。仲間の存在は学習の継続や精神的な支えとなることも多く、孤独を感じにくいのが魅力です。
デメリット
講師に何度でも質問できる環境はメリットも大きいですが、一方で自分で深く考える習慣を妨げてしまうため応用力が育ちにくくなります。受験仲間ができることも良いことではありますが、無駄な会話による集中力の低下や余計な競争を生みやすく、モチベーションに悪影響を与える可能性があります。また、誤った情報を教わる可能性も否定できません。さらに、通うこと自体が目的になってしまい、学習の中身がおろそかになることもあります。長時間通学したり講義に出ることで満足してしまい、本来の合格に必要な学びが身についていないというケースも少なくないのです。
通信講座を受ける場合のコツ
通信講座を受ける際、次のようなコツを押さえることで継続しやすくなります。決まった時間と場所で勉強する
通信講座は自由度が高いというメリットがある一方で、勉強が習慣化しにくいという特徴があります。そこで有効なのが毎日同じ時間に同じ場所で勉強することです。自分の都合のよい時間や好きな場所でかまわないので、毎回同じ時間や場所を固定して繰り返し学習を行うことでその環境に身を置くことだけでも自然と集中できるようになります。また、今日はいつ、どこで勉強しようか悩む手間が減るため余計な思考をせずに学習に集中できます。
学習の記録を残す
通信講座を効果的に活用するには、勉強の記録をつけることも効果的です。通信講座では学習の進捗を自分で管理する必要があり、合格者の多くは日々の学習量を数値で把握することによって自身の学習を客観的に管理しています。具体的な記録をつけることはモチベーションの維持にもつながります。また、アプリを使えば手軽に記録ができるうえに進捗の比較も簡単に行うことができます。SNSで第三者に向けて自身の記録を発信することも「誰かに見られている」という緊張感を持つことができるためおすすめします。