公認会計士資格は、非常に難易度の高い国家資格です。しかし、社会人の受験者も多く、勉強時間の確保に苦戦するでしょう。そこで、勉強方法には工夫が必要です。個人の性質やライフスタイルに合わせて、効率的に学ぶ方法を見出しましょう。ここでは、独学・予備校それぞれの特徴を解説しています。公認会計士を目指す人は必見です。
独学合格は基本的にできない
公認会計士試験を受験する人の大半は予備校に通っています。しかし、費用や時間の問題から通学を躊躇する方も多いでしょう。合格者の中には、稀に独学受験の人も存在します。しかし、基本的には独学での合格は不可能です。ここでは、独学受験で合格できない理由を解説しています。試験教材が手に入らない
過去の公認会計士試験では、独学の受験者が合格することもありました。しかし、2,022年以降から独学の合格は、ほぼ不可能になりました。その理由は、試験教材の入手が困難になったからです。以前は、予備校から外部向けに、試験教材の販売が行われていました。しかし、2,022年で販売停止したため、試験教材が手に入らない状況です。また、市販の試験教材も存在しますが、内容が薄く、充分な学びにはなりません。
さらに2次試験の論文は、試験教材が市販されていない状態です。試験教材がなければ、当然勉強はできません。そのため、現在では独学の合格が不可能となっています。
教材が手に入れば独学での合格も不可能ではない
予備校に入学するには多額の費用がかかります。そのため、どうしても独学で進めたい人もいるでしょう。そこで、フリマサイトでの購入や受験者から譲ってもらうなど、試験教材を手に入れる手段はあります。そして、試験教材さえ手に入れば、勉強・受験自体は可能です。ここでは、試験教材を入手して独学する場合の注意点を解説しています。
試験範囲・法律の改正
公認会計士試験では、頻繁に試験範囲が改正されます。また、試験科目の会計論や監査論は、基準や法律が改正されやすく、リアルタイムの知識が必要です。そのため、過去の試験教材では正しく学べない可能性があります。改正された法律まで調べる必要があるので、とても手間がかかるでしょう。科目すべて揃わない場合もある
公認会計士試験には、6科目の受験が必要です。しかし、6科目全ての試験教材が手に入るとは限りません。試験教材は大量なため、欠けて出品されることもあるでしょう。独学を進めるには、全ての試験教材が必須です。フリマサイトで見つけるには、時間がかかるかもしれません。また、中古になるので汚れや破損もあるでしょう。重要ポイントが正しく学べない可能性もあります。購入時に、状態確認を入念に行うことが重要です。
独学と予備校どっちがおすすめ?
独学は試験教材さえ手に入れれば可能です。しかし、試験教材を手に入れるまでに、大きな時間と労力がかかります。そのため、独学・予備校で迷う場合は慎重になりましょう。ここでは、それぞれのメリットとおすすめするタイプを紹介しています。独学のメリットと向いているタイプ
独学の大きなメリットは費用節約です。予備校は70~90万円程度かかるため、大きな負担になります。さらに、途中で諦めた場合、返金されることはありません。そのため、強い意思をもって入学することが重要です。しかし、独学であれば試験教材代だけで済みます。とくに仕事を辞めて挑む場合は、生活費の不安が軽減するでしょう。費用を抑えたい人には、独学が最適です。また、講義時間に縛られないこともメリットでしょう。
自分都合でスケジュールを立てられるので、帰宅や休日が不規則な人にも向いています。さらに、通学時間が不要なため小さな無駄が生じません。必要とされる勉強時間、約3,000~5,000時間が確保しやすくなります。少しでも集中できる時間を増やしたい人におすすめです。
予備校のメリットと向いているタイプ
予備校のメリットは最新の試験教材を手に入れられることです。フリマサイトで探す手間や、法律改正を気にせずスムーズに学べます。時間がかからず効率的なため、忙しい社会人には最適です。また、講師の解説で理解度が深まります。合格実績や教えるノウハウがある予備校に通うと、合格の可能性が高まるでしょう。合格者がチューターとなるケースもあり、質問できる環境です。苦手科目克服や出題傾向の情報収集までできます。
1人でやりきる自信がないときは、予備校の価値を感じるでしょう。さらに、同じ目標を持った仲間に囲まれることで、モチベーションアップも可能です。環境によってやる気が左右される人は、ぜひ予備校を上手に使いましょう。